2019/05/08

黒崎 晶一と高木博志によるデュオプロジェクト、”音故知新” 新作MV 「人として」

Acousphere Recordの新人アーティスト黒崎 晶一と高木博志によるデュオプロジェクト、”音故知新”の新作PVが届いた。
”音故知新”とはフォークやオールディーズといった古き良き音楽をウクレレギターという新たな楽器で蘇らせるコンセプトのプロジェクトだ。

今作は日本のフォークの名曲、「人として」のインストカバー。
耳に馴染みのある方も多いであろう曲だが、ウクレレギターの音色と彼らの若い感性が相まって、とても新鮮に響く。
この音源で新しい「人として」に出逢ってみてほしい。



彼らが手にするウクレレギターとは近年注目されている新しい楽器だ。
通常のギターよりも5度高いチューニング、つまりレギュラーチューニングで5カポの状態だ。
そしてウクレレと同じく小柄なボディー。

そのサウンドはギターともウクレレとも違う独特なものでギターよりももっと軽やかな音色だが、もの足りなさはなく低音もしっかり響く。
そのチューニングの特性上、ウクレレとの相性が良いのもポイントで、弦楽器に新たな可能性を持ち込んでくれそうな楽器だ。

今作のアレンジはフォークの伝統的な3フィンガー、それにメロディーを忠実に再現するリードギターが合わさる。
ジャズやR&Bで聴くようなギターライズされたメロディーではなく、歌詞を想起させてくれるようなリードギターだ。
この曲を直接知らなくとも、日本人ならばこのフォークの雰囲気に懐かしさい、どこか落ち着くなど
何か感じいってしまうものがあるだろう。

しかしそれを演奏するウクレレやウクレレギターのサウンドが、往年のフォークとは違う雰囲気を打ち出している。

ギターよりもチューニングが高いこれらの楽器は、音が突き抜けるように響く。
それが要素が楽曲全体に明るさと瑞々しさをもたらしていて、若い彼らの勢いある演奏もそれに拍車をかけている。

このMVは下町の風合いが残る都電荒川線の沿線を中心に撮影されたものだ。 音楽と映像で過去と現在の絶妙な融合を楽しんでみてほしい。

黒崎 晶一公式ブログ
https://kurosakisyoichi.blogspot.com/2017/11/acousphere-studio.html

高木博志
http://takagiguitar.blogspot.com