2018/03/03

【ホームレコーディングのススメ】ソニーのモニターヘッドフォンMDR-CD900STが現場で選ばれる理由

レコーディングの必須アイテムの一つ、モニターヘッドフォン。
多種多様なものが販売されていますが編集部のおすすめはやはりこれ!
どこのレコーディングスタジオに必ず置いてあるソニーのMDR-CD900ST。
今回は本機がプロの現場で選ばれる理由を紹介します!
1989年の発売以来、業界標準の座を守り続けている定番機種。
録音された音を正確に判断するために作られたプロユースのモニターヘッドフォンです。

ホームレコーディングにおいてもぜひ揃えておきたいヘッドフォンです!



1.録音された音を細部まで正確に聴かせてくれる再生力

一般のリスニング用ヘッドフォンは音楽をいかに心地よく耳に届けるかを考えて作られています。
対して本機のようなモニターヘッドフォンはいかに録音された音をそのまま再生するか、またいかに細部まで細かく聴こえるかを追求した作りとなっています。
低い音の成分も高い音の成分も足さず引かず、そのまま。
一つ一つの音の輪郭や、右左、どちらから聴こえるかの定位までクリアに聴こえるように作られています。

またレコーディング時の再生はより細かく音を聴いて判断するために大きな音で再生する場合が多いです。
そのような大音量の再生でも歪みにくいのも本機の特徴です。



2.現場で使いやすいデザイン

レコーディング現場での使いやすさを考慮したデザインも本機が愛される理由です。
まず軽量であること。
200gという軽さで長時間の使用でも疲れにくいです。
そしてケーブルは左耳側からの1本のみで余裕のある2.5m。
体のどちらの方向にも自由に捌けて演奏する腕にケーブルを干渉させません。
また左右の区別にも一役買っていますね。

プラグの形状はステレオ標準プラグ。
iPhone用のイヤホンなどよりも大きな規格です。
レコーディング機器はこの大きさのジャックが標準となっています



3.各部品ごとに交換が可能

本機はケーブルやイヤーパッド、配線など各パーツが分解できる設計になっています。
痛んだ箇所だけを交換することができるので、故障の際にも修理が効き長く使うことができます。
イヤーパッドなどの消耗パーツも交換が効くことで常にいい状態のを保つことができます。
もともと高い耐久性を誇る本機ですが、トラブル時も修理が効き、安価に運用できるのもプロユースにおいては重視されるポイントですね。







MDR-CD900STは発売から30年近く。
今でも定番機として現場で選ばれ続けているのにはこうした理由があるんですね。
音はもちろん、細部のデザインに至るまで音楽を作る現場での使用を考えられての設計。
定価は約16000円と買いやすい価格です。
みなさんのレコーディング環境にもぜひ導入して見てください!