Editor : Taiyo Hatta (paranoa)
今回はU2の名曲
「(終りなき旅) - I Still Haven't Found What I'm Looking For」のメインリフです。
単純なコードのループでもアレンジ次第でこんなにも印象的にできるんだなと思わされるギターリフですよね。
歌メロに負けないくらい印象的なこのリフですがやはりDelayを使ったアレンジメント。
U2ギターリストThe Edgeはアレンジセンスもさることながら,
エフェクターを駆使して様々な音色をアレンジに組み込むギターリストです。
その中でもDelayを使ったアレンジメントはThe Edgeの代名詞ともいえる奏法ではないでしょうか。
Edgeの奏法はバンド内でのギターアレンジにとにかく映えるのでいくつか音色やフレーズをコピーすると重宝します!
今回のリフもコードアルペジオで始まるミドルテンポのバラード等、ギターアレンジの参考になるはずです。
こちらが動画になります。
いかがですか?
Delayを踏むことによって全く違った演奏をしているような効果がありますよね。
この曲はカポタストを使います。
4フレットの位置でカポタストをつけます。
これは6弦C#、5弦F#の開放弦を生かすためです。
基本的には右手のミュートを使って音をコントロールしてください。
Delayは単音が硬い音で出てくれないと何を弾いているのか分からなくなるくらい響いてしまいます。ミュートをする事で輪郭がはっきり見えるんですね。
それと基本的にはダウンピッキングで統一してください。
音の粒立ちを揃えるためです。少し機械的に演奏する必要がありますね。
一番印象的に聴かせたい1弦8フレット、2弦9フレットはアップピッキング。これによってミュートをしている箇所と響きに違いが出て印象を深める効果があります。
TAB譜はこちら。
もしバンドでU2のようなサウンドを出してみたかったらこんなセッティングはどうでしょう。
ギター→コンプレッサー→歪み(アンプのナチュラルゲイン)→コーラス→ディレイといった感じです。
コーラスはかかっているのか分からないくらい薄くかけた方がイイです。強くかけるとサウンドが古くさくなってしまいます。
ゆるめのトレモロを代わりにかけるのもありですね。
歪みはアンプのゲインを軽く上げたクランチサウンドあたりが望ましいです。
Delayは付点8分になるようタイムを設定して下さい。
タイムの計算方法はこんな感じ。
60/BPM × 音符 × 1000=ディレイ・タイム(msec)
4分音符を“1”とした数字を入れる。2分音符ならば“2”、8分音符ならば“0.5”、16分音符ならば“0.25”、付点8分音符ならば“0.75”です。
フレーズ、音色、知識の幅を広げる事で自分のできるアレンジメントが増えます。
今はネットがあるので調べれば分かる事も多いです。
自身のアレンジメントの一つにご活用下さい。
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