2011/09/03
Jazz Standard テーマを楽しく採譜しよう!
Editor:Shimaya Koji
こんにちは!ギタリスト&コンポーザーの島谷です。
Jazzが好きな方は、有名なStandard曲を一度は、弾いてみたいですよね?
僕は、弾いてみたいです(笑)
Standard曲を習得するために、一度はテーマの採譜に取り組んで頂きたいです。
なぜなら、採譜することにより、耳で聴き取るだけではコピーできない細かい部分までコピーすることができる、またどう弾くかの、イメージが整理されるからです。
テーマとは、主旋律(メロディーライン)のことで、音楽の中でとても重要な要素です。
ということで今回は、テーマを採譜する上でのポイントをご紹介しますので、音を取れる中級者~上級者の方は、是非トライしましょう!
今回、採譜した曲は「The Days Of Wine and Roses」/ Henry Manciniです。
(日本語で通称「酒バラ」です!)
採譜した譜面はこちらです。
テーマの勉強になりますので、是非ダウンロードして使ってください!
☆楽しくストレスなく、採譜する上でのポイント☆
①テーマを聴いて、フレーズがシンプルで音数が少ない音源を選ぶ。
このため今回は、Earl Klugh Trio Version(Album「The Earl Klugh Trio, Vol. One」に収録」)を選びました。
採譜したのは、Time 0:00~1:01までです。
その他にも、Oscar Peterson、Bireli Lagrene、Pat Martino、などなど偉大なミュージシャンの音源があります。ですが例えば、Oscar PetersonのAlbum「The Best Of Oscar Peterson」に収録されている酒バラVersionは、テーマの中にアドリブ的なフレーズを含んでいて複雑なので、取り上げませんでした。
Itunes Storeで、色んなミュージシャンがアレンジしているバーションが視聴できますので、先ず聴いてみて、自分が採譜できそうな音源を探し、ゲットして下さい!
②最初から、きっちりかっちりした譜面を作ろうとしない。ラフな下書き版を作ってから、清書版を作りましょう。アップロードした譜面は、下書き版を経て出来上がっています(笑)
③こちらの譜面の赤丸で囲った部分のように、1フレーズ単位(2小節位の長さ)で採譜をします。このとき音程だけは、キーF△の構成音:F、G、A、B♭、C、D、Eの7音を意識して正確に取りましょう。1音1音の長さ、休符の長さはおおざっぱに取りましょう。ここで正確さを意識すると、なかなか前に進めませんしストレスになります。音の長さ、休符の長さについては、最後までを一通り採譜した後に、聴き直して気になる箇所を直していきます。
以上が、楽しくストレスなく採譜する上でのポイントです!
スキルアップを目指す方は、是非トライしてくださいね!
-
Editor : Shige Okusawa (Acousphere) Acousphere奥沢です。 いつ頃からかわかりませんが小さいギターが好きで、ミニギターとかトラベルギターという言葉があるとついお店に立ち寄ってしまうようになりました。 多分「いつでもどこでもギター...
-
Editor : Yosuke Hayashimoto (Sonascribe) みなさんこんにちは。 Sonascribeのギタリスト、林本陽介です。 ビートルズが使っている、ちょっと変わったコードフォームを紹介します! ちょっとのアイディアで曲の雰囲気が大き...
-
Editor : Yohei Aso (Acoustic Sound Organization) ただいまアーチドトップギターをライブやレコーディングで使えるギターにするため改造中です。今回はギターの倍音を押さえ、コントロールされた音を出すためにボディにウレタン材をいれてミュー...