2011/11/13

RolandのエフェクターRC-20の使い方をレビュー

Editor : Shige Okusawa (Acousphere)

ギターは様々なエフェクターと接続することで自分らしい音色をつくったり新しい演奏やパフォーマンスを見せる事ができて楽しいですよね。
でもそのエフェクターの魅力を引き出したりかっこよく使うには研究やアイデアが必要で、それが見つからないとせっかく買ったエフェクターもタンスの肥やしになってしまうんですよね。
かくいう僕自身、長年使いこなすことができなかったエフェクターがあります。
それがこのLoop Station RC-20なんですが、最近ダンスグルーヴをもう一歩踏み込んでギターで作れないかな、と思いしばし実験をしてきました。






このRC-20の機能は簡単に言うと、「いま弾いてる演奏を録音して、ボタンをおすとすぐに録音されてた演奏を繰り返し再生してくれる」というもの。
なので、ひとりでライブをやるときなんかに伴奏的なものやリズムの音みたいなものをステージ上で録音し、それに合わせて演奏する事ができてライブに厚みをもたせることができるんですよね。

以下の映像でAcousphere奥沢なりの使い方のアイデアをデモンストレーションしてみましたので、ご覧になってみてください!


いかがでしょうか?
こんな感じで演奏につかうことができるのですが、コツとしてはまず「リズムの安定したパートから作ってゆく」ということが重要だと思います。
基本のリズムがよれてしまうと後からどんな音を重ねていっても音楽はフラフラしてしまいます。
なのでマッフル・ストロークなどでリズムだけにこだわってガッチリとしたリズムトラックを最初に作るといいと思います。
更にグルーヴを安定させたいということでしたら、このエフェクターの代わりにディレイを使うといいかもしれませんね。
Joni MitchellのライブDVDの中でJaco Pastoriusがディレイをうまくつかって演奏しているシーンがありますのでぜひ見てほしいと思います。

このRC-20でもClickを聞きながらStableなリズムで録音できるモードもあるのですが、どうしてもステージ上でそのループも聞こえてしまうので、そのループもアレンジメントの一部として使うことにすれば、よりマシンビートなリズムの構築もできるかもしれないですね。
この辺はぼくも研究してみたいと思います!