2016.10.11 SPC LIVE

2016年10月11日(火曜) 吉祥寺スターパインズカフェにて「Acousphere with Friends」を開催します! 
Acousphere Recordに所属するアーティストが一同に集う スペシャルライブイベントが決定しました! 
Acousphere with Friends
日にち:2016年10月11日(火曜)
場所:吉祥寺スターパインズカフェ 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
出演:Acousphere / Acoustic Sound Organization / Aerial / Sonascribe
時間:Open 18:00 / Start 19:00 前売り ¥3,900+1drink / 当日 ¥4,900円+1drink
詳細はこちらをご覧下さい!

2012/04/24

*Sadowskyエレガットレビュー!

Acousphere奥沢です!
僕の開講するプライベートギターレッスンに長くきている生徒さんが念願のエレガットギターを手に入れました!
いくつかの候補の中から一緒に考察を重ねてこれだ!と決めた一本はなんとSadowskyのエレガット!
きっと派手なカラーの一本なのかなと思いながらケースを開けてびっくり!
なんとナチュラルカラーのSadowsky!
いやーこういうアコースティックなカラーリングのモデルがあるんですね。
Sadowskyというと高くて手が出ないギターというイメージがあったのですが、なんでも東京の工房にて生産したモデルが登場したみたいで、それでカラーリングも変わったのですね。
おまけに良心的な価格で手に入れられるようになったのも嬉しいですね!
このギターは伴奏にもメロディ弾きにも使えるオールマイティなギターなのでみなさんにおすすめします!





こちらがトップ板の近影です!
いわゆるキルテッドメイプルという木目ですね!
濃い部分と薄い部分が模様となって現れて美しい!
僕もギターはナチュラル好きなのでこのギターのオーナーの生徒さんが羨ましいばかりです。

ブリッジは扇型に削られた木がトップ板に接着されている形ですね。
詳しいことはわかりませんが、この形もギターサウンドに影響してるんじゃないですかねえ。
手前側の台座が大きくなっているのはパームミュートをするときなどにやりやすいのではないでしょうかね。
そして特筆すべき部分はトーンとボリュームコントロールがトップ板に配置されていること。
アコースティックギターとしての見た目を重視するのであれば、この場所にこんなに無骨なノブがふたつもあるのはNGだと思うのですが、ここにあることでボリュームノブを活用したバイオリン奏法や、演奏中のボリューム調節などができるようになるんですね。
演奏する楽器であるということを念頭においたデザインだということを強く訴えかけてくる部分ですねえこれは。
美しいギターにも心惹かれますが、実用性重視のこういう部分にバウハウス的なイディオムを感じて嬉しくなりますね!

ヘッド部分はストラトキャスタータイプになっています。
このペグの並びだとデザイン的にはエレキギターっぽくなってしまうのですが、実は6本ある弦をすべてまっすぐに引っ張ることができて理想的なテンションになるんだそうです。
その昔にリペアの人に聞いた話ね。
ナイロン弦をはると弦の性質上どうしても6弦が緩くなりやすいのですが、こちらのヘッドでは6弦のペグが直近についていて、急激な角度で巻き込むことができるようになってるんですね。
おかげでテンション感を稼ぐことに成功しているので、6弦の緩さも解消するってことなんでしょうね。
いやあ、本当に本当に弦のことを知り尽くしてデザインしてるんですねえ。
素晴らしいなあ。

別の角度からトップとネックを激写!
やっぱりきれいな木目ですね!
そして扱いやすそうなネックとフィンガーボード。
いいなあ。
やっぱりほしくなってきたぞ!

こちらがギターアンプなどと接続するフォーンジャックの差し込み口です。
金属の台座があてがわれた上にジャックを配置。
この方が頑丈で壊れにくいですよね。
とにかくトコトン実用性重視のデザインなんだなあ。
さしずめギター界のBMWといったところでしょうかね。
僕はこういう部分すきです!

こちらネックとボディの接合部です。
ぶっとくて頑丈そうなワッシャーが鎮座しています。
これもまた実用性重視の中に生まれる美しい部分ですよね。
このギターは「アート」という言葉よりも「デザイン」、さらに言えば「上質な工業デザイン」という言葉が似合うような気がします。
柳宗理さんがギターをデザインしたらこんな形になったのかもしれないですね。
尊敬していた素晴らしいアーティストがまた一人、天に召されてしまって悲しいです。

バックサイドはこんな感じになっています。
キャラメル色に塗装されてなんともいい風合い。
ちゃんと木目もみえるようになっていますね。
こうしてみても無骨なネックとボディの接合部分!
質実剛健って感じですね!

今回Sadowskyをみせてもらって一番感心してしまったのはこの部分、ブリッジの台座です。
よくみるとかなり深くまで掘り下げてありますよね。
そしてその一番下の部分から弦を通すようになっています。
こんなデザインにしたら弦の交換はやりにくくなってしまいますが、ナイロン弦はこういうボディのギターに張ると緩くなりやすいので、この部分でもテンションを稼いでいるんですね!
いやあ、確信的にやらなくてはこういうデザインはできないですよね。
Sadowskyはギターデザインに関してたくさんの先進的な知識を保有してるんでしょうね。
すごい!

ブリッジは深くまで掘り下げて弦のテンションを稼ぐような機構になってましたが、なんとヘッドの部分も同じ考えで加工されていました!
こちらの写真をみてもらうとわかるのですが、とっても落ち込んでいますよね。
ナイロン弦の緩さをなくし、弦高が低くて弾きやすく、それでいてビレないセッティングにするための工夫がここにも凝らされていました。
いやあ、もう脱帽するしかないですね。まいりました!

そしてヘッドの部分には弦のテンションをさらに稼ぐために写真のようなローラーを間にかませてありました。
もし自分で入り変えた弦のテンションが合わないときはこのローラーに通したり、通さなかったりすれば若干の補正を自分でできるってことですね。
至れり尽くせりってことじゃあないでしょうかね。
もう完全に降参ですねこれは!
僕もこれまでいろんなギターを所有して弾いたり、自分好みに改造して目的の音を手にいれようと努力してきましたが、ここまで完璧にセットアップされているギターははじめてみました。
もう改良の余地なし!という印象です。
このプロダクツで演奏すればだれでも簡単にエンジニアリングなしでフラットでフィードバックしない音色を手に入れることができます。
いやあ、やっぱり僕も一本もっていたいなあ。
レビューはこれにて終了!
ではでは!

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