2011/12/29

#Jazz Standard テーマを楽しく採譜しよう!


Editor:Shimaya Koji


こんにちは!ギタリスト&コンポーザーの島谷です。
Jazzが好きな方は、有名なStandard曲を一度は、弾いてみたいですよね?
僕は、弾いてみたいです(笑)

Standard曲を習得するために、一度はテーマの採譜に取り組んで頂きたいです。
なぜなら、採譜することにより、耳で聴き取るだけではコピーできない細かい部分までコピーすることができる、またどう弾くかの、イメージが整理されるからです。
テーマとは、主旋律(メロディーライン)のことで、音楽の中でとても重要な要素です。
ということで今回は、テーマを採譜する上でのポイントをご紹介しますので、音を取れる中級者~上級者の方は、是非トライしましょう!

今回、採譜した曲は「The Days Of Wine and Roses」/ Henry Manciniです。
(日本語で通称「酒バラ」です!)


採譜した譜面はこちらです。
テーマの勉強になりますので、是非ダウンロードして使ってください!






















☆楽しくストレスなく、採譜する上でのポイント☆
①テーマを聴いて、フレーズがシンプルで音数が少ない音源を選ぶ。
このため今回は、Earl Klugh Trio Version(Album「The Earl Klugh Trio, Vol. One」に収録」)を選びました。
採譜したのは、Time 0:00~1:01までです。
その他にも、Oscar Peterson、Bireli Lagrene、Pat Martino、などなど偉大なミュージシャンの音源があります。ですが例えば、Oscar PetersonのAlbum「The Best Of Oscar Peterson」に収録されている酒バラVersionは、テーマの中にアドリブ的なフレーズを含んでいて複雑なので、取り上げませんでした。
Itunes Storeで、色んなミュージシャンがアレンジしているバーションが視聴できますので、先ず聴いてみて、自分が採譜できそうな音源を探し、ゲットして下さい!

②最初から、きっちりかっちりした譜面を作ろうとしない。ラフな下書き版を作ってから、清書版を作りましょう。アップロードした譜面は、下書き版を経て出来上がっています(笑)

③こちらの譜面の赤丸で囲った部分のように、1フレーズ単位(2小節位の長さ)で採譜をします。このとき音程だけは、キーF△の構成音:F、G、A、B♭、C、D、Eの7音を意識して正確に取りましょう。1音1音の長さ、休符の長さはおおざっぱに取りましょう。ここで正確さを意識すると、なかなか前に進めませんしストレスになります。音の長さ、休符の長さについては、最後までを一通り採譜した後に、聴き直して気になる箇所を直していきます。





















以上が、楽しくストレスなく採譜する上でのポイントです!
スキルアップを目指す方は、是非トライしてくださいね!